2016年10月8日土曜日

人の姿と三江線

機種:Canon EOS 7D
ISO感度:200
シャッタースピード:1/25秒
レンズ絞り値:F10.0
露光補正量:EV-0.3
開放F値:F2.8
レンズの焦点距離:70.00(mm)
EF70-200mm f/2.8L IS USM

ある朝、三江線石見都賀駅。別の写真を撮ろうと三脚をセットしていたのだが、いつもと違ってホーム上がやけににぎやかだった。見上げると剣道の練習試合?に出かけるであろう学生が先生に引率されて列車をまっていたのだった。学生はみな剣道着のまま。おそらく数駅の利用だろうが、ほほえましい光景にカメラを向けざるを得なかった。

機種:Canon EOS 7D
ISO感度:250
シャッタースピード:1/50秒
レンズ絞り値:F9.0
露光補正量:EV-0.3
開放F値:F2.8
レンズの焦点距離:200.00(mm)
EF70-200mm f/2.8L IS USM

香淀駅から式敷駅にむけて車を走らせていると、手押し車に腰かけて道端におばあちゃん発見。田舎道をとぼとぼ歩いているお年寄りがどのような暮らしをなさっているのか、つい思いを巡らしてしまって胸がこみ上げることがある。自分の両親はしわくちゃな姿なることなく鬼籍に入ったけれど、里でひとりふたりで暮らしていたらこんな風にしていたんだろうかと。

機種:Canon EOS 7D
ISO感度:400
シャッタースピード:1/500秒
レンズ絞り値:F13.0
露光補正量:EV-1.3
開放F値:F4.6
レンズの焦点距離:500.00(mm)
SIGMA APO500mm

三江線は終始江の川に寄り添い走る。旅の始まりこそ滔々と流れる川面に目を見張って旅人らしく気分を盛り上げるのだが、やがて心地よい揺れと刺激のない車窓ゆえに、頬に肘ついてまどろむことになる。廃止間近の三江線を味わい尽くすと意気込んで来る御仁には失礼かもしれないが、それが悪いということではない。三江線に限らず、その路線を意識するでなく身を任せてまどろむ車窓の人となることのなんと贅沢なこと。



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