ISO感度:400
シャッタースピード:10.00秒
レンズ絞り値:F5.6
露光補正量:EV0.0
レンズの焦点距離:10.00(mm)
EF-S10-22mm f/3.5-4.5 USM
夜の写真は昼の姿を知らないと撮れない。そして夜の姿も知らないと撮れない。
あるとき、三江線の最終列車を口羽駅で見送っていると、駅前の広場に口羽駅終着のバスがやってきた。そのバスは駅前のバス停で停車するのかと思いきや、やや速度を遅した程度でぐるりと回ってそのまま駅前から走り去ってしまった。一瞬どういうことかと首をかしげたが、ややあってバスに乗客が一人もいなかったことに思い当たった。そんな光景を一枚の写真にしたくて後日口羽駅を訪れたのがこの写真。この時もバスに乗客はなかったが、駅前でわずかに停車。方向幕を回送に変えてすぐに走り去っていった。
ISO感度:12800
シャッタースピード:1/2秒
レンズ絞り値:F3.2
露光補正量:EV0.0
開放F値:F2.8
レンズの焦点距離:105.00(mm)
EF70-200mm f/2.8L IS USM
この写真、そもそも狙いは別のところにあった。小雨そぼ降る夜、高感度によってシャッター速度を可能な限り早くして撮りたかった。その心は、車内天井の明かりが車窓を通して線路の両脇を照らす光景を撮りたかったのだ。そのためには湿度の高い好都合と考えた。結果狙い通りにはいかなかったが、テールライトの赤色が靄で拡散し不思議な雰囲気に撮ることができた。粕淵の鉄橋の構造もそれに一役買ってくれたようだ。件の写真は別の機会に再挑戦。
ISO感度:4000
シャッタースピード:1/30秒
レンズ絞り値:F4.0
露光補正量:EV0.0
開放F値:F2.8
レンズの焦点距離:200.00(mm)
EF70-200mm f/2.8L IS USM
なんてことはない、石見都賀駅の最終列車を見下ろす場所から望遠で撮っただけだ。何度かこの最終列車を見送ったことがあると、いつも1人から2人の客が降りてくることに気づいていた。そしてその客を降ろすと、車内は運転士のみとなってしまうことも。そんな状況でも運転士は所定の動作で安全確認をし戸閉めをして列車を運行する。そんな光景を撮ってみたくなったのだ。よもや遠くからのぞき見されているとは気づくまいが、だからこそ安心して車窓の人となることができる。